あしたば書道教室の紫恭です。
突然ですが、皆さん。
最近、悔しくて泣いた事ありますか?
私事ですが年齢を重ねるごとに、涙腺がかなり緩んでまいりました。
さすがに映画館でドラえもんの予告編を観ただけで、涙が出てしまったのは自分でも驚きましたが・・(かなり重症やな!!)
まぁこのように、泣くことは今でも多々あることなのですが、その時の感情を考えると
懐かしい(ほろっ)、悲しい・可哀想(ポロポロ)、切ないなど(ジュワーン)など
映画やテレビのニュース、ドキュメント、ドラマなどを観た時がほとんど。
悔しいという感情で泣く事はほとんどないです。
先日、お教室でこんなことがありました。
新しい毛筆課題(手本)をAさんに渡し、2回ほど添削(朱墨入れ)をした後のこと
「グスン、グスン」鼻を啜る音が聞こえてきました。
私はそのAさんに近寄り、「どうしたの?」と尋ねましたが目を赤くしたまま
何も答えてくれません。
私は平静を装いながらも、心の中で
「どうした?どうした?」
「そんなに厳しい指導はしていないつもりだよぉ〜。」
「注意したところもあるけど、褒めるところは褒めたよねぇ。」(汗)
察するに、何回書いても曲がってしまう縦線にAさんは苛立ち、悔しくて泣いているようでした。
確かに、縦線を真っ直ぐに書くってかなり難しい事なのです。
ここだけの話、先生になった今でも難しい。(ダメじゃん!!)
他にも生徒さんがいたのでそっとしておくと、5分ほどして落ち着いたらしく、また書き始めましたが、その日は気分が乗らないような書き振りでした。
字が上手く書けないことで泣いた経験のない私は、驚くばかり。
その後、経験豊富な知り合いの塾講師にその話をしたところ、
「それ、普通にあるよー。」
「特に男子!!」
「いつまで泣いてんだよ!!」って女の子から言われたりしてるよ!!
へえ〜、そうなんだ。
これまたビックリ。
でもよくよく考えてみると
泣くぐらい悔しいって、スゴイことだと思うんです。
正しく、美しい字を書くことへの意識が高い!!っことですもんね。
もう、私には一生来ない感情だと思います。
そもそも悔しいとうい感情があまりない。(あらま!!)
もしそうゆう場面になっても、楽観的に、「まあ、いつかできるようになるでしょう!!」的なゆる〜い前向きな感じです。
もう少し若い頃は泣かないまでも、もう少し悔しい!!って気持ちになったと思うのですが
これも社会に揉まれた結果の処世術ということにしておきましょう。
本当は加齢により、全てにおいて緩やかな世界へ進行中(笑)
一人一人違うから指導は難しい?
当たり前ですけど、子供たちの性格もまちまち・・・
どんな指導方法ならこの子は伸びるかなぁ?といつも考えます。
褒めて伸びる子(私もこのタイプ)
かといって褒めすぎると調子に乗って気を緩めてしまうし(これも私か!)
あまり人と比べるのは良くないかもしれませんが
◯◯さんより上手になりたい!!とライバル心で頑張る子もいます。
先ほど話に出たAさん、当初はお稽古が辛くなって来なくなったらどうしよう、なんて心配しましたが
翌週もしっかりお稽古に来てくれました。
前回よりも縦線も真っ直ぐ書くことができ、満足気。
明るく帰って行ったのでとても安心しました。
人間ですから、調子のいい時もあれば、悪い時もありますよね。
あまりこちらも神経質にならず、子供の様子を見ながら指導していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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