言わないで欲しい一言
みなさん、こんにちは。紫恭です。
お教室を開始してから1ヶ月が過ぎました。
3月から入会された生徒さん達はだいぶお教室の雰囲気に慣れてきたようです。
さて、先日、「ふえ」というひらがなを新一年生になるAちゃんに毛筆で書いてもらいました。
これは本部(競書を運営している協会)に提出する作品になります。
新一年生で筆を扱うのは、墨汁の含ませ方、取り方、筆力、などなど
初めての事ばかりで本人も教える側も大変です。(汗)
しかし、今回は毛筆2回目ということもあり、1回目よりスムーズに書けたのですが・・・
「ふえ」という字の「え」の最後の止めだけが上手くいかず、へびの尻尾のようになってしまいました。
そこで私はAちゃんに、
「ふはとても上手に書けたけど、えの最後だけ残念だったね〜。」と言ったのです。
そうしたら、Aちゃんから、
「せんせい!ざんねんってことばはつかわないで!!」
「それをいうなら、おしい(惜しい)!!っていってほしい!!」
これには、驚きました。
正しく、これはAちゃんに一本取られた!!感じです。(笑)
確かに、残念というより、惜しいという言葉を使った方が、次に書くときのモチベーションが上がります。次は頑張るぞ!!って気分に私もなります。
私は、すぐに訂正して、適切な言葉を教えてくれたAちゃんにお礼を言いました。
子供もちゃんと分かっている。
言葉の意味やニュアンスを敏感に汲み取っているのです。
大人は社会に出ると対大人には挨拶や社交辞令など、相手が不快に思わない様に言葉を選んで使いますが、子供達、特に自分の子供には配慮に欠けた言い方をしてしまうことがあります。
同じ内容を伝えるなら、マイナスの言葉ではなくプラスの言葉を使っていきたいものです。
子供達から学ぶこともたくさんありますね。
今日一日、子供達と元気にお教室ができたことに感謝しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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